居間 theater
居間 theater は、演劇やダンスを背景にもつメンバー(東彩織・稲継美保・宮武亜季・山崎朋)を中心とするパフォーマンスプロジェクト。
東京藝術大学卒業後、2013年から東京谷中にある最小文化複合施設HAGISOを拠点に活動をスタート。音楽家や美術家、建築家との共同制作や、カフェ、移動図書館、街歩きツアー、区役所などの、“場”そのものともコラボレーションをおこない、パフォーマンスのあり方を探っている。人が集まって時間や出来事を共にする「居間」的な、そして「劇場」的でもある場所のことを考えながら活動中。
現実(日常)にある状況やふるまいとパフォーマンス(非日常)を掛け合わせることで、誰でも参加可能でありながら、現実を異化させるような独特の体験型作品をつくり上げてきた。 代表作に、通常営業するカフェでコーヒーと同じようにパフォーマンスを注文できる「パフォーマンスカフェ」(2013〜)、実際の区役所にアートを推進する架空の課を開設した「アートステーション構想推進課 パフォーマンス窓口」(2015、2016)、〝待つ〟をテーマに駅直結施設に架空の待合室をつくりだした「としまアートステーションW パフォーマンス待合室」(2016)など。
地理人(今和泉隆行)
1985年鹿児島県生まれ、生後すぐに横浜市へ、1990年からは東京都日野市で過ごす。
7歳の頃から空想地図(実在しない都市の地図)を描き、小学生のときから、都市地図や統計、郷土資料に興味を持つようになる。2004年、専修大学(環境地理学専攻)入学。その後、編入学を経て、2009年に埼玉大学経済学部(住民協働のまちづくり)卒業。大学生時代に47都道府県300都市を回り、その後IT企業勤務、DTPデザイン・オペレーターを経て、2013年より個人事業。
テレビ番組やゲームの地理監修・地図作成、記事執筆、大学での授業設計補助、講演、ワークショップ企画を経て、2015年に個人事業を継承する形で、株式会社地理人研究所を設立。(株)ゼンリン アドバイザー、日経ビジネスオンライン ライター。